トヨタC-HRでも行けた。2馬力ゴムボート一式を、コンパクトSUVに積む方法

C-HRにゴムボート一式を積んだときの配置を、上から見た図 道具・装備

「ゴムボートを始めたいけれど、うちの車に積めるのだろうか」。買う前に、多くの人が気にするところだと思います。

結論から書くと、コンパクトSUVのトヨタ C-HRでも、2馬力ゴムボートの一式は積めました。1人で行くなら、何とかなります。

ボートを運んでいた当時の、トヨタ C-HR
ボートを運んでいた当時のC-HR(2022年9月)。この車に、一式を積んで出かけていました

私はこれまで、アルファード、C-HR、ヴォクシーの3台で、ボートを運んできました。この記事では、一番小さかったC-HRでの積み方を中心に、3台の違いをまとめます。

積む荷物は、これだけあります

まず、何を積むのかを整理しておきます。

  • ボート本体(収納バッグに入れた状態)。私のオレンジペコ323ワイドは、船体だけで32kgあります
  • エアフロア、腰掛板、オール、安全フラッグ
  • 2馬力の船外機
  • クーラーボックス(48L)
  • タックルボックス、ロッド数本、ランディングネット
  • 電動ポンプ、フットポンプ
  • ドーリー
  • 予備のガソリン
  • ライフジャケット、アンカーとロープなどの安全装備

装備の詳しい内容と金額は、「2馬力ゴムボート一式を揃えたら総額いくら?」にまとめています。

C-HRでの積み方

C-HRでボートを運んだのは、次の車の納車を待っていた、4カ月ほどの間です。回数は2〜3回ですが、「この車でも行ける」と分かったのは、収穫でした。

C-HRにゴムボート一式を積んだときの配置を、上から見た図
C-HRでの積み方。記憶をもとに描いた、おおまかな配置図です

手順は、次のとおりです。

  1. 後部座席を倒して、フラットにする
  2. 最初に、ボート本体を積む。収納バッグに入れたボートが、一番大きくて重い荷物です。これを一番下に置きます
  3. クーラーボックスなどの大きなものを載せる
  4. 隙間に、細長いものと小物を入れていく。オール、エアフロア、腰掛板、フラッグ、ランディングネットなどです
  5. タックルボックスは、助手席のシートの上。ドーリーは、助手席の足元
  6. 船外機は、助手席と後部座席の間に立てて、ゴムバンドで固定する
  7. 電動ポンプとバッテリー、ガソリンは、運転席の後ろの足元。現地に着いたら、まずボート本体を降ろして、すぐに空気を入れ始めます。最初に使うポンプとバッテリーは、ドアを開けてすぐ取り出せる場所に置いていました
  8. ロッドは、組んだ状態のまま、荷物の一番上にそっと載せる
  9. 残りの細かいものは、空いている隙間に入れる

コツは2つです。1つは、大きくて重いものから先に積むこと。順番を間違えると、最後にボート本体が入らなくなって、全部やり直しになります。もう1つは、現地で最初に使うものを、すぐ取り出せる場所に置くことです。ボートに空気を入れている間に、ほかの荷物を降ろせるので、準備の時間が短くなります。

船外機は、立てて運びました

船外機は、一度も寝かせて運んだことがありません。助手席のシートと、倒した後部座席の間の足元に立てて、ゴムバンドで動かないように固定していました。

一緒に出ていた知人は、寝かせて運んでいましたが、特に問題はなさそうでした。ただ、4ストロークの船外機は、寝かせる向きを間違えると、エンジンオイルが回ってはいけないところに入ってしまうと言われています。寝かせて運ぶ場合は、必ず取扱説明書で、下にしていい面を確認してください。私は、念のために、立てて運ぶことにしていました。

ガソリンを車内に積むときの注意

予備のガソリンは、後部座席の足元に置いていました。

ガソリンは、必ず、消防法に適合したガソリン用の容器に入れます。ふたをしっかり閉めて、倒れないように置きます。夏場は、車内が高温になります。釣りの間、ガソリンを車内に置きっぱなしにしないこと、量は必要な分だけにすることを、おすすめします。

乗れるのは、ほぼ1人です

この積み方だと、乗れるのは、ほぼ運転する自分だけです。助手席は、シートの上がタックルボックス、足元がドーリーで埋まります。

ただし、絶対に1人だけ、というわけではありません。タックルボックスなどの荷物を削れば、2人で行けなくはないと思います。その場合は、荷物を減らす工夫が必要になります。

3台で運んでみて、どう違ったか

車荷物に使う場所人が座れる席
アルファード3列目だけ1列目と2列目が、そのまま使えます
ヴォクシー3列目と、2列目の片側1列目と、2列目の片側が使えます
C-HR後部座席の全部と、助手席ほぼ運転席だけです。持っていく荷物も、選ぶ必要があります

アルファードは、一番楽でした。3列目をたたむだけで、一式がすべて収まります。2列目はそのまま使えるので、家族や友人を乗せて行けました。

ヴォクシーは、荷室がアルファードより一回り狭く、3列目のスペースだけでは厳しいです。2列目の片側も、荷物に使います。きちんと整理して積み込む必要があります。

C-HRは、さらに大変です。後部座席を全部倒したうえに、助手席も荷物に使います。それでも足りないので、そもそも何を持っていくかを、考えることになります。

大きい車のほうが楽なのは、間違いありません。家族や友人と行くなら、なおさらです。

それでも、C-HRで行けたことで、考え方が少し変わりました。車に合わせて荷物を見直すと、「これは本当に必要か」を考えるようになります。積み込みが大変だと、出航そのものが億劫になります。荷物を減らすことは、車のためだけでなく、続けるためにも大事だと感じました。

これから車を考える方へ

  • ゴムボートのために、大きな車に買い替える必要は、必ずしもありません。1人で行くなら、コンパクトSUVでも運べました
  • 買う前に、ボートの収納時のサイズと、自分の車の荷室のサイズを、メジャーで測って比べてみることをおすすめします。後部座席を倒した状態の、奥行きと幅がポイントです
  • 2人以上で行くつもりなら、人が座る席と、荷物の置き場の両方が必要です。ここは、正直に言って、大きい車が有利です

荷室に入りきらない場合は、屋根に載せるという方法もあります。私も、膨らませたままのボートを積むつもりで、INNOのエアロラック(INT537BK)を買いました。まだボートを積んで走ったことはないので、使用感はこれからです。積んだら、そのときの様子を別の記事にします。

ヴォクシーの屋根に取り付けたINNOのエアロラック120
ヴォクシーに取り付けたINNO エアロラック120

ボートを積むのはこれからですが、ラック自体は、キャンプで重宝しています。コンテナボックスやテーブルを屋根に上げると、車内が広く使えるので、家族の荷物が増える日ほどありがたい装備です。

キャンプ場に停めた、ルーフラック付きのヴォクシーとテント
キャンプでの一コマ。荷物を屋根に上げると、車内がぐっと広く使えます

屋根に上げているテーブルは、脚だけを買って、天板は自分で作ったものです。作り方は「DODテキーラレッグの天板を、寸法指定の集成材で作りました。材料費3,465円」に書きました。

INNO エアロラック120 マットブラック(INT537BK) / Amazonで見る

車に積めたら、次は「どこから出すか」です。出航場所の探し方は、「出航場所の探し方と、「今日は出ない」の決め方」にまとめています。

まとめ

  • C-HRでも、2馬力ゴムボートの一式は積めました。ただし、乗れるのは、ほぼ1人です
  • 後部座席を倒して、ボート本体から先に積みます。船外機は、立てて固定しました
  • アルファードは3列目だけ、ヴォクシーは3列目と2列目の片側、C-HRは後部座席の全部と助手席まで、荷物に使いました
  • 車が小さいと、荷物を見直すきっかけになります

このボートで、実際にどれくらい魚が釣れたのかは、「2馬力ゴムボートで、魚は釣れるのか。22回出航した全記録と、正直な答え」にまとめています。

この記事で紹介したもの

この記事に出てきた道具を、まとめておきます。

この記事を書いた人
ままま

テーマは「車に積んで運べる範囲で、身軽に楽しむ大人の遊び」。2馬力のゴムボートで約2年・22回出航し、最近はキャンプも。自宅は建て替えのときに、BBQができるバルコニーを付けました。買ったものも、失敗したことも、金額と記録をもとに正直に書いています。くわしくは プロフィール をご覧ください。

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