13年、出しっぱなしのウェーバー。買い替えも部品交換もせず、掃除だけで使っています

自宅バルコニーに置いた、13年使っているウェーバーのケトルグリル57cm キャンプ・アウトドア

キャンプ道具の記事は、たいてい買ったばかりのものについて書かれています。だから「10年使うとどうなるか」は、なかなか出てきません。

うちのウェーバーは、2013年に買いました。13年、ずっと出しっぱなしです。 買い替えていませんし、部品も交換していません。

この記事は、その13年の記録です。あわせて、住宅地でBBQをするなら本体より先に考えたほうがいい、炭の話も書きます。

2013年1月、買ってきたばかりのウェーバーのケトルグリル。鏡のように光っている
2013年1月。買ってきた日の1枚。鏡のように光っています

買ったときのこと

正直に書くと、どこで買ったのか思い出せません。 13年前で、注文履歴も残っていませんでした。金額は、記憶では1万5千円から2万円くらいです。

大きさは57cmのほう。ケトル型と呼ばれる、丸い本体に丸い蓋がかぶさるかたちです。

私のは2013年に買ったもので、いま売っている57cmとは細部が違うかもしれません。現行の57cmのケトルはこちらです。

Weber コンパクトケトル チャコールグリル 57cm 温度計付(1321308)

買ってすぐ、いろいろ焼きました。

2013年2月、まだ新品同様のウェーバーに炭を入れたところ
2013年2月。使い始め。まだ新品同様です
ウェーバーの網の上でピザと手羽先を焼いているところ
ピザと手羽先。蓋を閉めればオーブンとして使えます

9年後

こうなりました。

2022年9月、買って9年後のウェーバー。網が錆びて色が変わり、蓋にも汚れが出ている
2022年9月。買って9年後

網は錆びて色が変わり、蓋にも汚れと斑点が出ています。この写真だけ見れば、そろそろ寿命だと思うのではないでしょうか。

網だけを見ると、もっとはっきりします。

13年使ったウェーバーの網。錆びて色が変わっている
網のアップ。13年でここまで変わります

でも、掃除しただけです

現在の姿がこちらです。

2025年9月、自宅バルコニーに置いたウェーバー。掃除して元の状態に戻っている
2025年9月。自宅のバルコニーで

買い替えていません。部品も交換していません。掃除しただけです。

2022年の写真で傷んで見えたのは、ほとんどが汚れでした。ワイヤーブラシで落とせば、また使えます。鋳物にホーローを焼き付けてある本体は、想像よりずっと丈夫でした。

ただし、失くした部品があります

きれいな話ばかりだと嘘になるので、書いておきます。

本体の底に、空気を取り込みながら炭をかき分ける3枚の羽が付いていました。灰の掃除に使う部品です。これは錆びて、なくなりました。 交換もしていないので、いまは羽のない状態で使っています。

思い当たる理由はあります。保管の仕方です。

ずっと出しっぱなし。以前は雨ざらし

丁寧にしまってきたから13年もった、という話ではありません。

買ったときから、ずっと出しっぱなしです。 以前は屋外に置いていたので、雨ざらしでした。家を建て替えたあとは、屋根付きのバルコニーに出しっぱなしにしています。

カバーもかけていません。それで本体は無事で、底の羽だけが錆びて落ちた。そういう結果です。

丁寧に扱えば、もっともつのだと思います。ただ、このくらいの扱いでも13年は使えるというのが、うちの実例です。

掃除も、たいしてしていません

手入れの話も、正直に書きます。

気が向いたときに、ワイヤーブラシや普通のウエスで拭う程度。数か月に1回くらいです。

毎回きれいに片づけたほうがいいのは分かっています。でも、現実には難しいです。夕方からBBQを始めると、炭が消えるのは翌日になります。その日のうちに片づけて終わる、というわけにはいきません。

それでもこの状態です。

ここからが本題。炭を変えると、BBQが変わります

ここまでは道具の話でした。ここからは、住宅地でBBQをする人にとって、本体選びより大事かもしれない話です。

私は、ホームセンターやスーパーで売っている炭を使っていません。ネット通販で「オガ備長炭」を買っています。

オガ備長炭というのは、おが屑を固めて成形し、炭にしたものです。断面が四角くて、中心に穴が空いています。焼肉店などの飲食店でよく使われているものです。

使ってみて分かった違いは、3つあります。

オガ備長炭
燃える時間長い。2〜3時間、BBQを続けられます
煙かなり少ない
爆ぜる(はぜる)しない

いちばん大きいのは、煙です。

住宅地でBBQをするときに、いちばん気をつかうのは煙だと思います。洗濯物、窓、においと、近所への影響がそのまま出ます。オガ備長炭に変えてから、そこがずいぶん楽になりました。

爆ぜないのも助かります。安い黒炭は、火にかけるとパチパチと弾けて、火の粉が飛ぶことがあります。子どもがいる場では、これが怖い。

欠点はひとつ。火が付きにくいことです。 私が買っている店は、商品名に「火が付きにくいです(すいません)」と正直に書いています。

銘柄にはこだわっていません。オガ備長炭であれば、どこのものでもいいと思っています。

火の起こし方は、組み方で決まります

「火が付きにくい」という欠点は、組み方でほぼ解決します。

  1. まず、5〜6本を円錐状に立てかけます。テントのようなかたちです
  2. ガストーチの火を、下から中央に向けて差し込むようにして当てます
  3. ある程度火がついたら、円錐を崩して広げます
  4. そこで2〜3本を追加します

ポイントは2つあります。中央を狙うことと、ついたら崩すことです。組んだまま放っておくと、一部だけが燃えて、あとが続きません。

ウェーバーの中で熾きたオガ備長炭
熾きた状態。ここまで来れば、あとは楽です

ガスの缶について、ひとつ補足します。私はトーチを逆さにして使いますが、これは逆さ使用に対応した缶だからです(SOTOのパワーガス・プロ RZ-860。缶に「逆さOK」と書いてあります)。対応していない缶で同じことをしてはいけません。それと、火をつけたまま、その場を離れないでください。

私が使っている缶(RZ-860)は、3本パックで売られています。
新富士バーナー(SOTO)業務用パワーガス・プロ RZ-860 3本パック / Amazonで見る

火の消し方は、本体だけで足ります

炭が余ったときの始末は、BBQを始める人が必ずぶつかる問題です。水をかければ道具が傷みますし、そのまま置いておくのは危ない。

ケトル型のウェーバーなら、本体がそのまま火消し壺になります。

蓋を閉じて、本体下の空気穴と蓋の空気穴を、両方とも閉めるだけです。酸素が絶たれて、火は消えます。残ったぶんは消し炭になるので、次回の火種として使えます。

とはいえ、私は基本的に余らないように本数を調整して使っています。最初に5〜6本、足りなければ2〜3本足す。この加減が分かってくると、片づけが楽になります。

気をつけていること

脂の多いものを焼くと、こうなることがあります。

ウェーバーで焼いている最中、脂が落ちて炎が立ち上がったところ
脂が落ちて、炎が立ち上がったところ

炭火は、こうなると一気に焦げます。蓋を閉めて空気を絞るか、肉を火から外すかです。慌てて水をかけるのは、いちばんやってはいけません。

なお、近所との関係は、住んでいる環境でまったく変わります。うちの場合はたまたま条件がよく、お隣もBBQをされるので、これまでトラブルなく続けられています。ご自身の環境で判断してください。

いくらかかるのか

炭は10kgの箱で買っています。買ったときの価格は2,450円でした。

箱には炭が3段くらい入っていて、1回のBBQで使うのは1段の半分くらいです。つまり、1箱でだいたい6回ぶん。

4〜5人で2〜3時間のBBQで、炭代は400円ほど。 炭の大きさはまちまちなので、あくまで体感の数字です。

ちなみに、この炭も値上がりしていて、いまは2,880円ほどです。それで計算しても1回480円ほど。オガ備長炭は業務用のイメージがあって高そうに見えますが、使ってみるとそんなことはありません。

まな板に並べたサンマ。ウェーバーで焼く前
秋はサンマを焼きます
片づけ中のウェーバーの横に来た犬
片づけのころ、だいたい様子を見に来ます

まとめ

  • 2013年に買ったウェーバーのケトルグリル57cmを、13年使っています。金額は記憶では1万5千円から2万円ほど
  • 買い替えも部品交換もしていません。 傷んで見えたのは汚れで、掃除で戻りました
  • ただし、底の羽(灰をかき分ける部品)は錆びてなくなりました
  • 保管はずっと出しっぱなし。以前は雨ざらしでした
  • 掃除は、気が向いたときにワイヤーブラシとウエスで。数か月に1回
  • 住宅地でやるなら、炭をオガ備長炭に変えると、煙の問題がずいぶん楽になります
  • 火起こしは、5〜6本を円錐に組んで、下から中央を狙う。ついたら崩して広げる
  • 片づけは、蓋と空気穴を閉めるだけ。本体が火消し壺になります
  • 4〜5人で2〜3時間、炭代は400円ほど

道具を長く使う話は、釣りのほうでも書いています。約6年使ったゴムボートがどうなったかは「PVCかCSMか。価格でPVCを選んだボートが、約6年でどうなったか」に。テーブルの天板を自分で作った話は「DODテキーラレッグの天板を、寸法指定の集成材で作りました」に書きました。

この記事で紹介したもの

この記事に出てきた道具を、まとめておきます。

この記事を書いた人
ままま

テーマは「車に積んで運べる範囲で、身軽に楽しむ大人の遊び」。2馬力のゴムボートで約2年・22回出航し、最近はキャンプも。自宅は建て替えのときに、BBQができるバルコニーを付けました。買ったものも、失敗したことも、金額と記録をもとに正直に書いています。くわしくは プロフィール をご覧ください。

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