「ゴムボートって、保管が大変そう」。買う前に、私もそう思っていました。
結論から書くと、私は約6年のあいだ、ボートを膨らませたまま、室内の壁に立てかけて保管しています。手間は、思っていたよりずっと少なかったです。この記事では、その方法と、帰宅後の洗い方、船外機や電源まわりの保管まで、まとめます。
空気を7割入れて、壁に立てかける
ボートは、収納バッグに畳まず、空気を7割ほど入れた状態で、部屋の壁に横向きに立てかけています。片方のチューブを床に、もう片方を壁に当てて、船体を横に寝かせたまま立てる形です。

手入れは、ほとんど要りません。3〜4カ月から半年に1度、目に見えて空気が減ってきたら、少し足すだけです。
「7割」という数字は、以前どこかのブログで見た記憶があるもので、メーカーの公式な案内ではありません。パンパンに入れたままだと、気温の変化で内圧が上がるのが心配なので、少しゆるめにしている、という程度の意味です。
畳まない理由
畳まずに置いている理由は、3つあります。
- 折り目に力がかからない。畳むと、同じ場所に折り目がついて、接着部分にも力がかかり続けます。膨らませておけば、それがありません
- ボートの様子が、いつでも見える。空気の減り方や、傷、接着部分の浮きに、すぐ気づけます
- 飾って眺められる。買ったばかりの頃は、部屋にあるボートを眺めているだけで、うれしかったです
もう1つ、正直な理由もあります。もっと頻繁に海に行くつもりだったので、毎回畳むのが面倒だと思ったのです。現実は、それほど行けていません。
畳んで保管する場合は、ベビーパウダーのような粉をはたいて、表面をサラサラにしておくとよい、と聞いたことがあります。ゴム同士の貼りつきを防ぐためだそうです。私は試したことがないので、やる場合は、メーカーや販売店の案内を確認してください。
場所は、それなりに取ります
全長3m超のボートなので、壁1面をほぼ使います。私が置いているのは、単身赴任先のリビングです。一人で使っている部屋だからできることで、家族と暮らす家だったら、同じことができたかどうかは分かりません。
最初は、常に見える場所に置いて、オブジェのように眺めていました。今は、正直に言うと、荷物置きに近い状態です。立てかけたボートには、いつの間にか服が掛かり、手前には荷物が積まれています。

これは、あまりよくない状態です。荷物を置いてしまうと、「ちょっとルーフキャリアに積んでみよう」と思ったときに、まず荷物をどかすところから始まって、億劫になります。ボートの前を空けておくことは、釣りに行く回数に、そのまま関わってきます。
帰宅後の洗い方
海から帰ったあとの流れは、次のとおりです。
- ボートに、もう一度空気を入れる。畳んで持ち帰った場合も、洗うときは膨らませます
- オールなどを使って、自立させる。ボートを横に立てて、オールをつっかえ棒にします
- 水道水で、全体を洗う。塩を残さないように、ホースでしっかり流します
- 汚れは、古いキッチンスポンジで軽くこする。魚の血などは、放っておくと落ちにくくなります
- タオルで水気を拭いて、しばらく置いて乾かす
- 乾いたら、私はそのまま部屋に運びます。畳んで保管する方は、ここで畳んで収納ケースへ

床の内側に入った砂は、ボートを立てかけると、水と一緒に下のほうにたまってきます。そこを狙って、水で流し出します。
船外機は、燃料を使い切ってから室内へ
船外機は、ガス欠になるまで動かして、燃料コックを閉じ、キャブレーターの中に残った燃料も使い切ってから、架台に載せて室内に置いています。

「ガソリンの臭いが部屋に残るのでは」と思われるかもしれませんが、燃料を使い切っておけば、臭いはほとんどしません。家族から何か言われたこともありません。
架台は、船外機とセットで買ったものです。船外機を立てたまま置けるので、オイルが回る心配が要りません。運ぶときも、この架台ごと動かせます。
ポンプと、電源まわりの保管
ボートを膨らませる道具と、電源まわりも、同じ部屋に置いています。



電動ポンプは、12Vのバッテリーにつないで使います。車のバッテリーでも動きますが、私は、専用にディープサイクルバッテリーを1つ用意して、持って行っていました。理由は2つあります。1つは、浜でボートを膨らませたあとに、車のエンジンがかからなくなったら困るからです。当時乗っていた古いアルファードは、バッテリーが少し弱っていて、実際に少し危なかったこともあります。
もう1つは、車から離れた場所でも膨らませられることです。バッテリーごと持ち運べるので、ボートを畳んだまま波打ち際まで運んで、そこで膨らませる、ということができます。出航場所によっては、駐車場から浜まで距離があったり、途中に障害物があったりします。この形にしておけば、ボートさえ運べれば、あとは何とでもなります。
ガソリンは、消防法に適合したポリ容器(BMO ゴリッタ 5L)に入れています。釣りに行かない時期は、中身を空にしておくのが基本です。

魚探の電源も、ここで
魚探(ホンデックス PS-611CN)は、本体の裏に、BMOのバッテリーパックを取り付けて使っています。バッテリーパックを外すと、単3電池を入れる電池ボックスが出てきます。バッテリーが切れたときは、乾電池でも動くので、予備の電池を持って行っていました。
私が使っているのは、旧モデルのPS-611CNです。いまは後継のPS-611CNⅡが出ていて、BMOのバッテリーと専用の充電器が付いたセットもあります。私は後継機は使っていないので、使用感は書けません。
ホンデックス PS-611CNⅡ+BM(後継機・バッテリー付きセット)



長く使わないときは、バッテリーパックを本体から外して、別に保管しています。
まとめ
- ボートは、空気を7割ほど入れて、壁に立てかけて室内保管。手入れは、半年に1度ほど空気を足すだけです
- 畳まないのは、折り目に力がかからず、様子がいつでも見えるからです
- 帰宅後は、膨らませて自立させ、水道水で洗い、スポンジで汚れを落として、乾かします
- 船外機は、燃料を使い切ってから、架台に載せて室内へ。臭いはほとんどしません
- 電動ポンプ用のバッテリーは、車とは別に用意すると安心です。車から離れた場所でも膨らませられます
- ボートの前に荷物を置かないこと。それが、釣りに行く回数を守るコツかもしれません
装備の全体像は、「2馬力ゴムボート一式を揃えたら総額いくら?」にまとめています。
この記事で紹介したもの
この記事に出てきた道具を、まとめておきます。
- ホンデックス PS-611CNⅡ+BM(バッテリー・充電器付きセット)
/ Amazonで見る
私が使っているのは旧モデルのPS-611CNです


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