2019年12月、冬の車山に登りました。山頂でお昼にお湯を沸かそうとしたら、いつものバーナーで、ぬるいお湯しかできませんでした。
その苦い経験のあと、年が明けてすぐに買ったのが、SOTOのストームブレイカーです。ガソリンとガス缶(OD缶)の両方が使えるバーナーで、いまでも、私が持っているバーナーの中でいちばん火力があります。
買う前から、山メシは楽しんでいた
山でごはんを作るのは、前から好きでした。2019年1月には、丹沢の塔ノ岳でパスタを茹でて、クリームパスタにしました。バーナーは、スノーピークの「レギ」です。2018年12月に買いました。



同じ月には、大山で酸辣湯を作りました。野菜炒め、エビ、ハムを入れています。この日は山頂付近で雪が降り、私にとって初めての雪山でした。このときは、スノーピークの「ギガパワーマイクロマックス ウルトラライト」でした。2014年、キャンプを始めたときに買った、私が最初に買ったシングルバーナーです。寒い山で食べる温かいものは、それだけでごちそうです。

だから、冬の車山でも、同じように温かいものを食べるつもりでした。
冬の車山で、お湯が沸かなかった

車山は、長野県の霧ヶ峰にある山です。山頂は標高1,925m。この日は雪が積もっていて、晴れていました。

車山肩の駐車場を10時26分に出て、山頂に着いたのは11時28分。私にとって初めての百名山で、初めてチェーンスパイクを使った日でもあります。お昼は山頂で、カップラーメンを作ろうとしました。使ったのは、それまで使っていたスノーピークのシングルバーナーです。1年前の塔ノ岳でパスタを茹でた、あのレギだったと思います。
ところが、山頂は寒すぎるうえに、風も強い日でした。体を丸めて風よけになり、なんとかお湯を沸かそうとがんばりましたが、氷点下の寒さと標高、そして風のせいか、火が弱く、いくら待ってもお湯がぬるいままでした。仕方なく、そのぬるいお湯をカップラーメンに注ぎました。
結果は、バリバリの麺です。ほとんど戻らないまま、すすりました。寒さと風との格闘で、その麺の写真を撮る余裕はありませんでした。景色は最高だったのに、ごはんは苦い思い出になりました。

ガス缶のバーナーは、寒いところでは火が弱くなることがあります。冬の山で温かいものを食べたいなら、寒さに強いバーナーが要る。そう思って選んだのが、ガソリンも使えるストームブレイカーでした。
年明けすぐに買った、ストームブレイカー
買ったのは2020年1月7日です。ナチュラムの楽天市場店で、ストームブレイカー(SOD-372)に、燃料ボトル、ガス缶、ガストーチが付いた4点セットを、23,406円で買いました。
ストームブレイカーの主な特徴は、次のとおりです(SOTOの公式サイトより)。
- ノズルを交換しなくても、ガソリン(レギュラー・ホワイト)とOD缶の両方が使える
- 発熱量は3.5kW
- ガス缶を使うときも「液出し式」で、強い火力を保てる
- 風速30m/sの横風にも対応した設計。車山で風に負けた身には、ここも大きかった
8日後の丹沢で、初めて使った
買ってから8日後の2020年1月15日、丹沢の二ノ塔で初めて使いました。この日も、足元は雪です。燃料は、ホワイトガソリンを燃料ボトルに入れて持っていきました。


ストームブレイカーは、レギュラーガソリン(赤ガス)も使えます。ただ、煤が出やすいようなので、ホワイトガソリンがあるときは、ホワイトにしています。赤ガスは、まだ使ったことがありません。
点火した直後は、炎が大きく上がります。少し待つと、炎が安定します。SOTOも、寒い場所では安定するまで時間がかかる場合がある、と案内しています。


そして、お湯はちゃんと沸きました。 車山でバリバリの麺をすすった身としては、それだけでうれしかったのを覚えています。この日の山メシは、カップラーメンに、ウインナー、ゆで卵、ローストビーフでした。
ブリッカには向いていなかった
ひとつだけ補足です。火力が強いぶん、弱火の調整は得意ではありません。自宅でビアレッティのブリッカ(直火式のコーヒーメーカー)に使ったときは、安定も弱火も難しく、いまはキッチンのコンロを使っています。詳しくはブリッカの記事に書きました。
寒い場所で、しっかりお湯を沸かす。ストームブレイカーは、そういう場面のためのバーナーだと思っています。
私の道具選び。高くても良い物を、防災にも使える物を
道具を選ぶとき、いまはなるべくハイスペックな、良い物を買うようにしています。安い物を買って、あとから買い替えると、結局高くつくからです。
もうひとつ考えているのが、防災です。大きな地震や津波が来たとき、その道具が使えるかどうか。万が一のとき、家族が大変な思いをしないように、使える物を準備しておきたいと思っています。
ストームブレイカーは、その典型です。ホワイトガソリンが手に入らなくても、OD缶や、車に入れるレギュラーガソリン(赤ガス)でも使えます。火力も十分です。燃料を選ばないバーナーは、いざというときに頼りになると思っています。
いま買うなら
私が使っているSOD-372は、SOTOの公式サイトでは生産終了の扱いになっています。楽天では、まだ在庫のある店があります。
2026年1月には、リニューアル版のSOD-374が出ています。発熱量や燃焼時間は同じで、本体の下に遮熱板が付き、下への熱が抑えられたそうです(SOTO公式サイトより)。私はSOD-374は使っていないので、使用感は書けません。
SOTO ストームブレイカー SOD-372
SOTO ストームブレイカー SOD-374(リニューアル版)
参考:ストームブレイカー SOD-374(SOTO公式)/ストームブレイカー SOD-372(SOTO公式)
この記事で紹介したもの
この記事に出てきた道具を、まとめておきます。
- SOTO ストームブレイカー SOD-372
私が使っている型です - スノーピーク ヤエンストーブ レギ(GS-370)
/ Amazonで見る
塔ノ岳でパスタを茹でたバーナーです - SOTO ストームブレイカー SOD-374(リニューアル版)
/ Amazonで見る
リニューアル版です。私は使っていません


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