うみかぜ公園までは、自転車で15分
横須賀のうみかぜ公園には、自転車で行きます。
車でも行ける距離です。それでも自転車なのは、駐車場代があるからです。
横須賀市の案内によると、うみかぜ公園の駐車場は午前7時から午後10時までが、1時間まで320円、以後30分ごとに160円。ただし1回640円が上限です。
ここで効いてくるのが、この料金の形です。計算すると2時間で上限の640円に達します。 つまり釣りに行けば、ほぼ確実に640円。短時間で切り上げるつもりでも、2時間を超えた時点で同じ金額です。
この日は14時から17時まで、3時間。車で行っていたら640円でした。
ただし、午後10時から午前7時までは1時間100円です。夜釣りなら話がまるで変わります。 日中に行くか夜に行くかで、駐車場の位置づけが逆転する。ここは知っておいて損がないところです。
(料金は横須賀市のうみかぜ公園のページより。変わることがあるので、行く前に確認してください)
往復の手間を考えれば車のほうが楽なのに、日中の640円が惜しくて自転車に乗る。理由としては情けないのですが、正直なところです。

乗っているのはジャイアントのグラビエというクロスバイクです。太めのタイヤで、舗装路なら気持ちよく進みます。片道15分。準備を含めても、家を出てから竿を出すまで30分かかりません。
ただ、この15分が持ち物を決めてしまいます。
持ち物は、リュック1つとロッドケース1本
自転車に積めるものには限りがあります。正確には、積めないわけではなく、重いと進まないのです。
結果、こうなりました。

リュック1つと、そこに差したロッドケースが1本。これで全部です。
中身はこれだけでした。
- ロッド3本
- リール2つ
- 仕掛けとルアー
- ミニバケツ
- アジパワー
- 手袋
- プライヤー
- ナイフ
- フィッシュグリップ
- ビニール袋(釣れたとき用)

椅子はありません。レジャーシートもありません。クーラーボックスも持っていません。背負えないものは、持っていけないからです。
ロッドケースの長さは、いちばん長い竿で決まる
持っていった3本は、こうです。
| ロッド | 仕舞寸法 | 自重 |
|---|---|---|
| ダイワ ラテオ MB 96M-4 | 78cm | 149g |
| アブガルシア クロスフィールド XRFS-764L-TE | 66cm | 104g |
| ダイワ モバイルパック 806TMS | 52cm | 120g |
3本とも「持ち運べる竿」として売られています。それでも52cmと78cmでは、リュックに差したときの飛び出し方がまるで違います。
そして厄介なことに、ロッドケースはいちばん長い竿に合わせるしかありません。 52cmの竿を持っていても、78cmのラテオを一緒に入れるなら、ケースは78cm以上のものになります。
さっきの写真で竿が頭より高く飛び出しているのは、そのためです。自転車に乗ると、これが背中で揺れます。
「パックロッドなら何でも持ち運べる」わけではありませんでした。仕舞寸法はカタログに必ず載っているのに、自転車に積むという視点で語られることはほとんどありません。
ひとつ補足です。この表のモバイルパック 806TMSは、すでに終売です。 ダイワの現行ラインナップに同じ型番はありません。
いちばん近いのは866TML・Qで、仕舞54cm・自重133g・6本継。仕舞寸法は2cmしか変わりません。ただしルアー重量の上限が35gから25gに下がります。 パワーはワンランク落ちる、ということです。
私が持っているのは終売した806TMSのほうで、866TML・Qは使ったことがありません。 なので使用感は書けません。スペックの比較だけです。
なお、2026年9月末の時点では、どの店も「11月入荷の予約」扱いでした。すぐ手元に届くものではないので、そのつもりで見てください。
アブガルシアのクロスフィールドも、同じことになっていました。私が使っているXRFS-764L-TEは旧モデルです。 2024年にシリーズがモデルチェンジして、型番の頭がXRFSからXSFSに変わりました。旧型番で検索しても現行品は出てきません。
近いのはXSFS-755L-MBです。全長7フィート5インチ(旧モデルは7フィート6インチ)で、パワーは同じLクラス。違うのは仕舞寸法で、66cmから48.7cmへ、17cm短くなっています。 自重は104gから113gへ9g増えました。
これは、この記事の話からすると大きな違いです。さっきの表でいちばん短いのは52cmのモバイルパックでしたが、いま買えるもので組み直すと、48.7cmがいちばん短くなります。 ロッドケースの長さも、それに応じて変わります。
こちらも私は使ったことがありません。カタログの数字を並べただけです。
もう1本のラテオ MB 96M-4は、楽天では新品が見当たりません。現行品で近いのは、24ラテオの96M-4・K(4ピース)です。仕舞寸法や自重が私のものと同じとは限りません。私は使っていないので、使用感は書けません。
ダイワ 24ラテオ 96M-4・K(現行品)
なぜ3本も持っていったのか
この日はタチウオが入ってきていると聞いていました。なのでジグを投げるつもりでした。

同時に、友人が足元でサビキをやるというので、その横で自分もサビキを落とすつもりでもありました。投げる釣りと、足元に落とす釣り。竿が分かれるので、本数が増えます。
減らせたのかもしれません。ただ、「あれを持ってくればよかった」と現場で思うのがいちばん嫌なので、この日は3本にしました。

友人夫婦は、電車で来ました
同じ日、友人夫婦は電車で来ていました。
そして持ってきたのが、キャリーケース2つです。

中身を聞いたら、ロッド、リール、仕掛け類、バケツ、電動ポンプ、ミニチェア、レジャーシートまで入っていました。
私が「背負えないから」と置いてきたものが、ほぼ全部入っています。
背負うか、転がすか
ここが、この日いちばん考えたことです。
自転車は、重いと進みません。 だから持ち物は「背負える重さ」で止まります。上限は体力です。
電車は、駅まで歩きます。 でもキャリーケースなら転がせるので、重さはあまり効きません。上限は「駅の階段」と「持ち込める大きさ」のほうです。
つまり、制約の種類が違うわけです。自転車は重さで詰まり、電車は運び方で詰まる。
どちらが優れているという話ではありません。ただ、移動手段を決めた時点で、持ち物はだいたい決まってしまう。これは車で行くときも同じで、車なら60Lのクーラーボックスまで積めます。道具を選んでいるようで、実は移動手段が選んでいる。

肝心の釣果
14時から17時まで、3時間ほどやりました。この日は大潮。うみかぜ公園は激混みで、友人が先に着いて場所を取っておいてくれたから入れました。
結果を正直に書きます。
ジグは、まったく反応がありませんでした。 私だけでなく、周りでも出ていませんでした。タチウオは入っていなかったようです。
足元のサビキは、ウミタナゴが1匹だけ。

小さかったので、写真を1枚撮ってリリースしました。持ち帰る大きさではありません。

一方、カゴサビキをやっていた友人はウミタナゴ、フグ、メジナが大量。しかも私が持っていったアジパワーを入れた1投目で、カワハギが釣れました。カサゴも1匹。


自分で持っていった集魚剤が、自分ではなく隣で効く。 こういうことがあります。
アジを狙って、アジは釣れませんでした
そもそも友人はアジ狙いでした。
アジは、3人合わせて0匹です。
18時から3人で居酒屋に行き、アジの刺身とアジフライを頼んで、緑茶ハイを大量に飲みました。釣れなかった魚を店で食べる。締まらない終わり方ですが、この日いちばん満足した時間でした。
ひとつだけ、自転車で失敗しました
最後に、自転車で困ったことを書いておきます。
帰り道で汗だくになりました。
この日は車を1年点検に出していて、午後いちばんで預けてありました。釣りを終えて自転車で家に戻り、そのまま車を引き取りに行きました。
汗臭いままです。
640円を浮かせた代償がこれです。自転車で行くなら、その後の予定まで考えておいたほうがいいと学びました。
まとめ
自転車釣行の利点は「640円が浮く」ことだと思っていました。実際に効いたのは、そこではありませんでした。
持ち物が、自動的に決まることです。
背負える重さに収まるものしか持っていけない。だから迷いません。逆に言えば、椅子もシートもクーラーも諦めるということです。それが許せる釣りかどうかが、自転車で行けるかどうかの分かれ目でした。
これから自転車で釣りに行く方へ、私なりの結論です。
- ロッドケースは、いちばん長い竿で寸法が決まる。 52cmの竿を持っていても意味がありません
- 椅子とシートは諦めるか、置いてくるか決めておく。 現場で「座りたい」と思ってからでは遅いです
- 帰ったあとの予定を確認しておく。 汗だくで人に会うことになります
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この記事で紹介したもの
この記事に出てきた道具を、まとめておきます。
- ダイワ モバイルパック 866TML・Q
私は使っていません。終売したモバイルパック 806TMSに近い現行品です - アブガルシア クロスフィールド XSFS-755L-MB
/ Amazonで見る
私は使っていません。終売したXRFS-764L-TEに近い現行品です - ダイワ 24ラテオ 96M-4・K
/ Amazonで見る
私は使っていません。私のラテオ MB 96M-4に近い現行品です


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